No.11 「カウチポテト」症候群 【予防医学コラム】

カウチポテトとは!

image01_17041980年代後半にアメリカで流行した言葉です。カウチとはソファのこと、じゃがいものようにゴロンとソファに寝転がり、ポテトチップスなど高カロリーなお菓子を食べながら、リモコンを片手にテレビを見ているといった生活をしている人を“カウチポテト族”と言っていました。

一日中、ほとんど動かず座りっぱなしの生活、さらにお菓子やジュースをつまむ…これでは、太るのも無理はありませんよね?

 

太る原因はバランス!

■摂取カロリー>消費カロリー

食べる量は普通だと思っていても、そこに含まれるカロリー(糖質・脂質)は思っている以上に多いかもしれません。摂取カロリーと消費カロリーのバランスが悪いと、摂り過ぎたカロリーが中性脂肪となって体内に蓄積します。

■自律神経のバランスの乱れ

自律神経は、体を活発に動かす時に働く交感神経と、体を休ませる時に働く副交感神経からなり、これらを切り替えることで体のバランスを保っています。

胃腸の消化活動や食欲を調節するのも、自律神経の働きで、ストレス・老化・運動不足・栄養不足などでバランスが乱れると、うまく消化活動ができなくなり、基礎代謝が低下ます。すると、脂肪や糖分をエネルギーとしてうまく使うことが出来なくなり、中性脂肪として体内に溜め込んでしまうのです。

 

リラックスしている時ほど太りやすい! 

テレビを見ている時などリラックスしている時は『副交感神経』の働きが活発になります。運動しない上に、食欲が旺盛になって食べ過ぎる傾向にあります。反対に、『交感神経』の働きは低下している為、エネルギー代謝が低下し、太りやすい状態になっているのです。

 

さらに、年齢とともに低下する基礎代謝!

基礎代謝とは、人間が生きる為に最低限必要なエネルギー消費量のこと。じっと横になっているだけでも、体温の維持、呼吸、心臓を動かすなどに様々なエネルギーが使われ、1日の総消費エネルギーの約70%を占めています。基礎代謝は、個人差はありますが10代をピークに年齢とともに低下し、筋肉量が減ってくる40代を過ぎると急激に低下します。脂肪は筋肉で燃やされる為、筋肉が減少すると、代謝も低下し、脂肪が体内に蓄積しやすく、太りやすくなります。

また、体温が1℃上がると、およそ7~13%代謝が上がると言われ、低体温は、基礎代謝だけでなく免疫力も低下させ、様々な症状や病気を引き起こしやすくなります。

 

脂肪が蓄積すると、様々な症状の原因に!

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毎日少しずつの心掛け!

無理な食事制限などの過激なダイエットは、ストレスも大きく、自律神経のバランスも乱れ、逆に太りやすい体質を作ってしまいます。

したがって、食べ過ぎないこと、ライフスタイルを整えること、座りっぱなしではなく適度な運動をすることなど、日頃からの心掛けが大切なのです。まずは毎日の飲食からコントロールしましょう!

 

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