No.27「手足いたいイタイ」症候群 【予防医学コラム】

トラブルの起きやすい関節!
 image01_1706私達の体は、200本を超える骨によって形成されています。 骨と骨の連結部分「関節」は、柔らかく弾力性のある関節軟骨で覆われ、関節包に包まれています。関節包の内側には滑膜があり、関節をスムーズに動かすための潤滑油となる滑液を分泌しています。関節は非常に複雑なため、トラブルも起こりやすいところなのです。

 

image02_1706歳をとると膝が痛くなるのは!?
年齢を重ねて「膝が痛い」という場合のほとんどが“変形性関節症”です。加齢に伴い、軟骨が徐々にすり減って変形し、関節部分に炎症が起こって痛みを生じたり、腫れや骨の変形を生じます。
中でも、膝は体重を支える器官であり、長年負担をかけられることで、栄養が充分に行き渡らなくなると、関節軟骨や関節液中に含まれるヒアルロン酸が減少し、軟骨の弾力性や関節の潤いが低下します。すると、膝がまっすぐ伸びない、正座ができない、じっとしていれば痛くないが歩くと痛い、立ち座りや階段の昇降が辛い、関節が変形する、水がたまるなどの症状が起こるのです。

 

年齢に関係ない膝の痛みとは!

年齢に関係のない関節痛の原因となりやすいのが“リウマチ”です。リウマチは膠原病の一つで、免疫システムが狂い、自分の免疫が自分自身を攻撃して、炎症や臓器の組織を破壊してしまう「自己免疫疾患」です。

関節性リウマチの場合は、主に手足の関節を攻撃し、炎症によって滑膜が厚くなり軟骨を覆い、骨や軟骨・靭帯が破壊され、関節痛・関節腫脹・関節のこわばり・関節の変形などを引き起こします。慢性的に炎症が起こる為、放置すると変形して動かなくなったり、足の場合には歩けなくなってしまうこともあります。

 

image03_1706特に女性は要注意!! 

女性ホルモンのひとつエストロゲンは、カルシウムの形成や吸収を調節したり、骨を健康に保ったり、関節を滑らかに動かす役割があるため、更年期を迎え、エストロゲンの分泌が低下すると、関節にも影響が出てきます。

もともと女性は男性に比べて筋肉量が少なく、筋力も弱いため、筋肉の衰えによる肩こりや腰痛にエストロゲンの減少が加わり、関節の軟骨に弾力がなくなり、関節の痛みを悪化させてしまうのです。

 

関節トラブルを防ぐには!

骨、軟骨・滑膜・滑液など関節、関節を支える周りの腱や筋肉などをしっかりさせることはもちろん、免疫システムを正常に働かせるためは、それらの材料や働きに必要なバランスの良い栄養“たんぱく質&ビタミン&ミネラル”をしっかり摂ることが基本です。

その上で、関節に必要な栄養を、よりスムーズにそしてスピーディーに届くようなバランスで摂ることで、痛みや関節症状の予防や改善につながります。

 

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